後天性被角線維腫(こうてんせいひかくせんいしゅ)
保険診療
後天性被角線維腫とは?
手足の爪の根元の皮膚と爪の間から出ている数mm大の表面がやや固い肌色の腫瘍です。痛みなどの症状はありませんが、腫瘍が大きくなるとその部分より先の爪が凹んでくることが多いです。原因ははっきりとは分かっていませんが、軽微な外傷が関係していると推察されています。
足の爪の付け根から出てきた後天性被角線維腫 |
後天性被角線維腫の治療は?
ゆびを根元から麻酔し、腫瘍の周りの皮膚を丁寧に剥がします。そして爪母などの爪の根元の組織を傷つけないように注意しながら、腫瘍だけを慎重に切除します。腫瘍が小さく、爪の変形が軽度であれば、術後爪の変形は改善する可能性が高いです。