軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)、アクロコルドン

保険診療

軟性線維腫、アクロコルドンとは?

首、腋、鼠径などの柔らかいところに生じる肌色の柔らかい腫瘍です。首や腋などに多発する2~3mm程度の小さいものをアクロコルドン、体などに出来る1cm以上位のやや大きめなものを軟性線維腫と呼んでいます。女性や太った方に出来ることが多く、一種の加齢変化と考えられています。


頚部~胸部にかけて多発しているアクロコルドン
軟性線維腫、アクロコルドンの治療は?

軟性線維腫は病変部に局所麻酔を施し、腫瘍を切除します。切除した後は傷が出来るだけきれいになるように細い針・糸を使い、形成外科的手技を用いて丁寧に縫合します。術後の傷が皮膚のシワの方向に沿うように手術を行いますので、術直後は赤みが目立っていても、時間とともに徐々に目立たなくなります。アクロコルドンに対しては局所麻酔を施し、高周波メスなどで腫瘍を切除します。切除した後は浅い擦り傷のようになっているので、軟膏治療などを行います。こちらも術直後は少々赤みが目立ちますが、時間とともに目立たなくなります。