ED治療薬(バイアグラ)の処方

自由診療

ED治療薬(バイアグラ)の処方とは?

EDとは英語の「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では勃起不全あるいは勃起障害のことを意味します。EDには高血圧や糖尿病などの生活習慣病が深くかかわっていることがわかってきています。また日常のストレスの中、壮年期以降の方のみならず、若年者の方でも勃起不全を感じる方も増えてきています。現在、当院では以下のお薬が処方できますので、お気楽にご相談下さい。

バイアグラ(シルデナフィル)

バイアグラ(図1)は、日本では1999年1月に「勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)」の効能・効果で承認されたED治療の先駆的治療薬です。本剤を服用すると陰茎海綿体平滑筋が弛緩し、その血流量が増加するので、陰茎の勃起が維持されます 。安定性の実績から根強い人気があります。
性行為の1時間前を目安に内服し、効能は6~8時間作用します。


図1:バイアグラ®錠 50mg

処方の流れ
問診票に記入していただき、医師の診察、説明を受けて下さい。特に大きな問題が無ければ血液検査や患部の診察は、必要はありません。
現在内服薬を処方されている方、特に血圧や心臓に作用させるお薬をおのみの方は、内容が分かる資料をお持ち下さい。お薬との飲み合わせをチェックいたします。
処方薬を受け取られて終了です。

ED(バイアグラ)治療薬の注意点、副作用、リスクなどについて
  • 指導された服用をして下さい。
  • 他の病院で何らかの薬を処方されている場合、薬の飲みあわせをチェックしますので、必ずその内容を申告して下さい。狭心症の治療薬のニトログリセリン、抗不整脈剤のアンカロン、肺高血圧治療薬のアデムパスとは併用禁忌です。その他の降圧剤、抗菌剤など併用にあたって注意を要するものがあります。
  • 本剤を内服することでほてり、動悸、頭痛、頻脈などの副作用が現れることがあります。まれに血圧が下がったりすることがありますので降圧薬を服用している場合は注意が必要がですので、医師の指示に従ってください。
  • 海外個人輸入薬は、体に対する悪影響を及ぼす可能性があるものが発見され、安全性に疑問がある場合があります。クリニックで処方を受けるお薬と同等でない可能性があります。ED治療薬は、必ず医師による診察が受けられる病院・クリニックにて処方を受けられて下さい。
<以下に該当する方は本剤を使用できません。>
  • 本剤の成分に対して過敏症の既往がある方
  • 狭心症の治療薬のニトログリセリン、抗不整脈剤のアンカロン、肺高血圧治療薬のアデムパスを服用されている方
  • 重度の肝障害のある方
  • 脳梗塞、脳出血や心筋梗塞を発症して6ヶ月以内の方
  • 網膜色素変性の方
  • 高血圧(血圧>170/100mmHg)、低血圧(血圧<90/50mmHg)の方