エラボトックス
ボトックス(ボツリヌストキシン)によるエラ治療

自由診療

エラが張っている原因は (1)下顎骨そのものの形態、(2) 奥歯を
グッと食いしばった時に下顎角(エラ)のところで膨らむ咬筋という筋肉が肥大している、(3)皮下脂肪が厚い、ということが挙げられます。ボトックス(ボツリヌストキシン)によるエラ治療とは(2)の原因によるエラ張りを治療することです。

ボトックス(ボツリヌストキシン)によるエラ治療とは?

ボトックス(ボツリヌストキシン)は注射した部位に対して、一定期間その筋肉の動きを止める作用があります。咬筋に対してボトックス(ボツリヌストキシン)を注射すると、咬筋の動きが弱まり、筋肉の厚みが減ってきます。その結果、徐々にエラの部分が目立ちにくくなってきます。

エラボトックスの方法

まず咬筋の位置をマーキングします。次ぎに細い針を使い、必要量のボトックス(ボツリヌストキシン)を咬筋内に複数箇所注射していきます。注射の際の痛みが気になる場合は、必要に応じて注射予定部位に麻酔入りのテープを30分~1時間程度貼ることで注射時の痛みを和らげることも可能です。注射自体は5分前後で終了します。

エラボトックスの経過

注射針を刺入するため、部分的な内出血を来す可能性がありますが、数日以内にほとんど消失します。口を閉じる時に使う筋肉は咬筋以外にも複数存在するので食事や会話において問題になることはほとんどありません。とはいうものの、人によっては注射後の1ヶ月間ほど固いものやスルメのようなものを食べると疲れを感じることがあります。ボトックスの効果は施術後1週間ほどから効果が実感され、1~2ヶ月目に効果は最大になり、3~6ヶ月かけて少しずつ無くなってきます。

エラボトックスの利点・欠点

エラボトックスは麻酔テープ処置〜実際の注射まで1時間弱で行え、その後の生活上の制限などは特にないため、エラの部分の骨を切ったりするような大がかりな手術に比べると簡便です。ただし、その効果は数ヶ月のうちに徐々に弱くなるので、必要に応じて治療を繰り返す必要があります。また、筋肉の戻りを抑え、注射の効果を長持ちさせるためにはガムや硬い物をよく噛むなどの生活習慣を改善することも大切です。