血管脂肪腫(けっかんしぼうしゅ)

保険診療

血管脂肪腫とは?

血管脂肪腫とは腕や体などに多発する皮下腫瘍です。大きさは直径1cm程度までのものが多く、脂肪腫に比べると小さめです。顕微鏡で見ると脂肪細胞の間に小血管が多く入っていて、触ると境界がはっきりとして脂肪腫に比べると硬い感じがします。自発痛や圧痛が認められることが多いことも特徴の一つです。


肘~前腕にかけて多発している血管脂肪腫(印のついたところ)
血管脂肪腫の治療は?

腫瘍の直上の皮膚を切り、その下にある腫瘍を取り出します。皮膚を切る際にはその後の傷跡が目立ちにくくなるように、切開の方向はシワに沿って、必要最小限の皮膚切開になるように留意しています。腫瘍を取り出した後は、皮膚切開部を細い針と糸で丁寧に縫合します。